住宅ローンの借り換えでお得になる?おすすめの銀行3選

住宅ローンの返済負担が大きいと感じている人は、「借り換え」が有力な選択肢になります。
今よりも条件が良い住宅ローンを借りることができれば、返済額を大幅に減らすことも可能です。

 

一方でメリットばかりではなく、手数料がかかるなどのデメリットもあります。

 

また多くの金融機関で住宅ローンを扱っていることから、「どの金融機関を選べば良いのか分からない」という人もいるのではないでしょうか?

 

そこで今回は、住宅ローンの借り換えにおすすめな銀行をご紹介します。

住宅ローンの借り換えにおすすめの銀行3選

住宅ローンを提供している金融機関は数多くありますが、なかでもおすすめは「ネット銀行」です。

 

金利が低いことはもちろん、繰上手数料や口座への資金移動が無料なことが多く、多くの面で従来よりも安く返済することが可能です。

 

なかでもおすすめの銀行として、今回は以下の3つの銀行を紹介します。

  • PayPay銀行
  • 住信SBI銀行
  • ソニー銀行

PayPay銀行

PayPay銀行は、以前の「ジャパンネット銀行」のことです。

 

社名は変更になりましたが、ジャパンネット銀行時代のサービスを引き継いでいます。

 

他社と比較しても低金利なのがPayPay銀行の魅力です。
借り換え金利は変動で0.38%とほかのネット銀行と比較しても安いため、借り換えすることができれば総返済額を抑えることが可能です。

 

また、ネット銀行らしく「手続きがシンプル」な点もメリットです。

  • 必要書類は写真を撮影してパソコン・スマホからアップロードでOK
  • 契約手続きがネットで完了するため書類への記入・捺印が不要

来店も不要なため、多忙な会社員であっても契約を進められるでしょう。

 

さらに、さまざまな種類の「団体信用生命保険」が用意されている点も見逃せません。
たとえば「一般団信プラス(がん先進付)」では一般団信の保障に加えて、がん(悪性新生物)と診断された際に100万円の診断給付金が受け取れます。さらに、がん先進医療の治療日までカバーできます。

 

そのほかにも「11疾病保障団信」「がん100%保障団信」などさまざまな種類から選択できるため、ご自身の希望に合わせたプランを選択しましょう。

適用金利 変動金利(借り換え):年0.38%

 

固定金利(10年):年0.599%

 

※2021年4月現在

諸費用 以下の手数料が無料
  • 保証料
  • 返済口座への資金移動
  • 収入印紙代
  • 一般団信への保険料
  • 一部繰上返済手数料

住信SBI銀行

住信SBI銀行の住宅ローンはネット銀行らしい定期金利が魅力で、価格.comの住宅ローン人気ランキングでも1位に選ばれています。

 

数々の保障が保険料無料で付帯するのが特徴で、全疾病保障まで無料で付帯されます。
病気やケガを幅広くカバーできるため、安心して返済に臨めるでしょう。

 

また、一部繰上返済は何度利用しても手数料がかかりません。
少しでもお金ができたタイミングでどんどん繰上返済していくことで、完済を前倒しできます。

適用金利 変動金利(新規購入):年0.44%

 

変動金利(借り換え):年0.428%

 

固定金利:年1.29%

 

三井住友信託銀行で所定の取引をした場合は上記の金利からさらに年0.01%~年0.03%が引き下げ

 

※2021年4月現在

諸費用 以下の手数料が無料
  • 保証料
  • 返済口座への資金移動
  • 一部繰上返済手数料

ソニー銀行

ソニー銀行もネット銀行らしい低金利が魅力で、借りたあとに金利タイプの変更が簡単にできることもメリットです。

 

またソニー銀行なら「専任アドバイザー」が在籍しており、借り換えについて不明点があっても安心して相談できます。

 

さらに、日常生活に関するさまざまな特典が用意されているのも魅力です。

 

ソニーストアの利用で購入代金がいつでも3%オフになるほか、アート引っ越しセンターの引っ越し基本代金が25%オフになる特典も魅力的です。

 

総合的なサービスの充実度が高く、2011~2020年まで10年連続で「オリコンの顧客満足度ナンバー1」に選ばれているのも納得でしょう。

適用金利 変動金利(新規購入):年0.457%

 

変動金利(借り換え):年0.507%

 

固定10年(新規購入):年0.550%

 

固定2年(借り換え):年0.7%

 

※2021年4月現在

諸費用 以下の手数料が無料
  • 保証料
  • 変動→固定の金利変更手数料
  • 団体信用生命保険料
  • 返済口座への資金移動
  • (一部・完済とも)繰上返済手数料
  • ATM手数料
  • 契約書印紙代

そもそも「借り換え」とは

そもそも、住宅ローンを借り換えるとは、どのような行為を指すのでしょうか?

 

住宅ローンの「借り換え」とは、新しい金融機関で住宅ローンを借りて現在借りている住宅ローンを一括で返済することにより、住宅ローンの借入先を変更する手続きのことです。

 

利息の計算式を見れば借り換えで安くなるメカニズムが分かります。

利息=借入残高×金利(実質年率)÷365日×返済期間

借り換えの際「金利差が大きければ大きいほど」「借入残高(元金)が大きいほど」「返済期間が長いほど」、減らせる利息は大きくなります。

住宅ローンを借り換えするメリット

返済額を減らすことができる

借り換えによるメリットとして大きいのは、「住宅ローンの返済額を減らすことができる」ということでしょう。

 

ポイントは「金利」です。今よりも低金利な住宅ローンに乗り換えることができれば、住宅ローンの毎月の返済額や返済総額を減らすことができます。
元金にかかる金利が下がることで、支払う利息が安くなるためです。

 

現在の住宅ローンと将来借入する住宅ローンの金利差があるほど、支払う利息額を減額させることができます。

 

また、毎月の減額だけでなく、返済金額は据置で返済期間を短縮することも可能です。

 

ただし、以前のローンよりも返済期間を延長させることはできない点は知っておきましょう。

団体信用生命保険を充実させられる

住宅ローンを借り換えで契約する際は、団体信用生命保険の保障を充実させられることもあります。

 

団体信用生命保険とは、住宅ローンの返済中に死亡または所定の高度障害状態になった場合に、保険金によって住宅ローンが支払われる制度です。

 

最近では「(上皮内新生物・皮膚がん以外の)がんであると確定診断された場合」など、死亡したり所定の高度障害状態になったりした以外でも住宅ローンの返済が免除されることもあります。

 

あるいは住宅ローン残高相当額の50%が保険金として支払われるなど、多様な商品があります。

 

普通であれば団体信用生命保険を途中で乗り換えることはできません。
しかし、借り換えのタイミングであれば最新の団体信用生命保険に切り替えることが可能です。

 

ただし、デメリットとして「保障内容次第で金利が年に0.1~0.3%程度上乗せされる」という可能性もあります。
また、住宅ローンとは別に医療保険などに加入する選択肢もあります。

 

得られる保障と金利のバランスを良く考えて、加入する団体信用生命保険を決めましょう。

金利タイプの変更ができる

住宅ローンの借り換えの際、10年固定や20年固定など、長期の固定金利に切り替えることもできます。

 

変動金利の場合は基本的に固定金利よりは低金利ですが、将来の金利変動によっては適用金利が上昇することも考えられます。

 

変動金利から固定金利に借り換えた場合はその時点で金利が固定されるため、今後の金利上昇によって金利が見直されることがなくなります。

 

返済計画も立てやすくなるため、今後の子どもの教育費を捻出するためにライフプランを立てるなら変動から固定への借り換えも検討する必要があるでしょう。

住宅ローンを借り換えすることのデメリット

借り換えの手数料がかかる

借り換えは金利だけでなく、手数料がどれだけかかるかを考えて検討する必要があります。

 

借り換えで必要になる手数料は以下のとおりです。

 

【従来の住宅ローンを完済】

  • 繰上返済手数料
  • 抵当権抹消費用

【新しい住宅ローンを設定する場合】

  • 保証料
  • 事務手数料
  • 司法書士手数料
  • 物件調査手数料(フラット35に借り換えする場合)
  • 抵当権設定費用

返済額が軽減するメリットがあるとしても、これらの手数料を支払ってもメリットがあるのかは良く考える必要があるでしょう。

面倒な手続きがある

住宅ローンの借り換えをしようとした場合、さまざまな手続きが必要です。

 

新規に住宅ローンを組むとき、最初に住宅ローンを組んだ時のように審査が必要なほか、審査に必要な書類(住民票の写し、所得を証明する書類など)を準備しなければいけません。

 

借り換えした後の口座から住宅ローンの返済が行われるため、給与振り込み口座の変更やクレジットカードの引き落とし口座を変更するといった手続きも必要です。

住宅ローン控除が使えなくなる場合がある

借り換え後に住宅ローンの借入期間が10年未満になった場合、住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)が使えなくなます。

 

期間を短くするだけでなく、期間は据え置きで返済金額を減らすなどさまざまなパターンからもっともお得になる方法を選択しましょう。

 

借り換え後に条件が外れてしまいそうな場合、借り換えによって軽減される負担と10年目までの控除額を比べて借り換えによって損をしないか検討しなければいけません。

金融機関まで出向く必要がある

住宅ローンの借り換えに関する手続きは、基本としては契約者が金融機関に出向く必要があります。

 

金融機関は平日の昼間のみの営業であり、会社員では有給休暇を利用するなどして平日にまとまった時間を作る必要があります。

 

仕事が多忙で有給休暇の取得が難しい企業に所属している場合、思ったように借り換えの手続きができないこともあるでしょう。

 

どうしても店舗型の金融機関で手続きが進められないのであれば「ネット銀行」も選択肢に入れましょう。ネット銀行であれば実店舗がないため、訪問での手続きをするが必要ありません。

借り換えで見ておくべきポイント

借り換えを検討する場合、最初に確認しておきたい「チェックポイント」があります。借り換え先を決めてしまう前に、これから紹介する基本的な点をチェックしておきましょう。

  • ローン残高(残年数)
  • 借り換え先との金利差

ローンの残高(残年数)

住宅ローンの借り換えを検討する際に真っ先にチェックしたいのが「住宅ローンの残高」「残年数」です。

 

もちろん人によって状況が異なりますが、一般的に借り換えが得になるのは以下のような状態の住宅ローンを契約している方です。

  • ローン残高1,000万円以上
  • 残年数10年以上

前述のとおり、借り換えには諸費用がかかるため、メリットがコスト面を上回るには、これくらいの残高と年数が必要というのが一般的な認識です。

借り換え先との金利差

当たり前のことではありますが、借り換え元と借り換え先の金利差を確認することが大切です。

 

だいたい「1%」が借り換えで得になる目安の金利差になります。それよりも差がない場合、各種コストを支払うとかえって支払う総額が増えてしまうことも考えられます。

 

また、変動金利の場合は定期的に金利が見直しされるため、住宅ローン借り換えは金利見直しの結果を見てからでも遅くはないでしょう。

 

市場金利の状況次第で、そのままの住宅ローンでも今よりもさらに低い金利が設定されることも考えられます。

借り換えにも審査が必要

住宅ローンの借り換え時には審査が必要です。住宅ローンの契約時に問題なかったとしても、契約後に返済遅れが発生した場合は要注意です。
61日以上または3ヶ月以上の延滞を発生させると事故情報として「指定信用情報機関」に記録されます。

 

これがいわゆる「ブラック」と呼ばれる状態です。

 

住宅ローンの借り換えだけでなく、マイカーローンやフリーローンなどを借りたい場合にも不利に働きます。
基本的にブラックの場合、ローンで融資を受けられません。

 

事故情報は約5年間にあたって残り続けます。
借り換えをする・しないに関係なく、住宅ローンやそれ以外の金融商品の返済は絶対に遅らせないことが肝心です。

まとめ

今回は住宅ローンの借り換えにおすすめな銀行をご紹介しました。

 

金利が低い住宅ローンに借り換えることで返済額を減らすことができますが、手数料を加味して検討しないとかえって損をしてしまうこともあります。
そこで、金利以外の諸費用ができるだけ安い、あるいは無料の金融機関がおすすめです。

 

ネット銀行なら店舗型と比較しても低金利かつ、さまざまな諸費用が無料になることで総返済額を抑えることができるでしょう。